阿部定事件(漫画)のネタバレと感想! ~ふたりの女~ 無料試し読みはこちらから

今回は「安武わたる」先生の『阿部定事件~ふたりの女~』というマンガを読んだので、ご紹介しちゃいますね。

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あらすじ

『阿部定事件~ふたりの女~』

昭和11年5月19日―東京

「お栄!!これ見ろよっ

この新聞記事『吉田屋』の女中阿部定(31)っておまえの幼なじみじゃねぇか!?」

二人の子の母親である栄子(えいこ)は、そう言って慌てて駆け寄って来た夫から新聞を取り上げて文字に目を落とす。

そこには”猟奇殺人か””下腹部を刃物で切り落として持ち去る”と血塗られた言葉が新聞に踊る。

世間を賑わす阿部定(あべさだ)と幼なじみのお栄は定をさァちゃんと呼んでいた。

神田新銀町の職人街で育った二人。

お栄の家はしがない左官屋だったが、定の家は4代も続く大きな畳屋でしかも定は末っ子で甘やかされて育っていた。

ある日なんかは風邪気味の定だったが、下ろしたての羽織をどうしても着ていきたいんだと強情を張る。

真面目気質で地味なお栄とは性格も見た目も家柄も違うのだったが、そんな定と栄は幼なじみとして仲良く過ごすのだったがー。

表題の『阿部定事件~ふたりの女~』の他に、『尼港の惨劇』、『透明なボディー―愛犬家連続殺人事件―』の計3作品が収録されています。

ネタバレと感想

あまりにも有名な阿部定事件。

たくさん映画化もされていますが、この作品は阿部定本人ではなくその幼なじみ・栄子の目線を通じて描かれています。

お栄ちゃんはお母さんに「あんたは十人並でよかった」と言われます。

とりたてて良くも悪くもない見た目のほうが女としてまっとうに生きていけるというのが栄子の母親の考えでした。

何かを暗示するかのように、もしくは美しく生まれた娘はみなそのように言われるのかもしれませんが、なまじ定のようにかわいいと浮ついてろくな人生を送れないと話すのでした。

自分の容姿が住人並なのだと小学3年生にして受け入れてるお栄ちゃん。

まだその歳ぐらいの女の子なら現代でいうお姫様願望みたいなものもありそうですが、リアルお姫様な定ちゃんの傍で育ったからかその辺りはわきまえているようです。

今の子も早熟だと言われますが、土地柄なのか男女のことに開けぴろげなこの辺りでは栄子たちの歳にもなれば”おれの女”、”あたいの好い人”と言っていたそうです。

わたしも初めてバレンタインチョコをお父さん以外の人にあげたのがこのぐらいの歳だったかなぁと遠くの記憶が呼び覚まされました。

カップルごっこというか、恋愛ごっこがはじまる年頃なのかも知れませんね。

定ちゃんみたいにかわいくて目立つ女の子はごっこといえども引く手あまたのようで、学校でガキ大将のようなヨシ坊は定ちゃんのことをおれの女だと思っていたのに級長の(まもる)に乗り換えたのかと突っかかってきます。

小学生にして立派に修羅場。

定といえばあんたのようば乱暴者は飽きた、今は頭のいい人が好きなのとキッパリ。

他の女の子たちは定の様子を見て陰口を言いますが、栄子は定ちゃんがかわいいから男の子がほうっておかないだけだとフォローします。

でも定ちゃんの新しい”好い人”守は、栄子がひっそりと心を寄せていた男の子でした。

そんなこともあって地味な栄子は、成長するにつれて華やかで気位の高い定にコンプレックスを募らせていくのでしたー。



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お栄ちゃんがお風呂屋さんにいると、おうちに広いお風呂があるはずの定ちゃんが入ってくるというエピソードがあります。

お嬢様な定ちゃんは自分よりも雇い人が先にお風呂に入ったから気持ち悪くて入れないと、その日はお風呂屋さんにやってきたのでした。

これだけ聞くとお嬢様風をふかせたイヤミな子のようですが、何事もキッパリ・ハッキリで豪胆なところのある定ちゃんなのでどちらかというとイイコちゃんで周りに気遣ってしまうタイプのお栄ちゃんとは性格が違うからこそ気が合うということがあったのかも知れません。

定の声を聞きつけたのか、男湯からガキ大将のヨシ坊が水を飛ばしてちょっかいをかけてきます。

怒った定ちゃんは裸んぼのまま男湯に殴り込み

文字通りヨシ坊を殴り飛ばしてあー面白かったとその反応を笑いながら女湯に帰ってきます。

まだ子どもとはいえすごい濃いキャラクターだわ。

なんかいろんな意味でかなわないなぁと思いますよね。

小学校を卒業すると、定ちゃんは進学するのですが、お栄ちゃんは父親が体調を崩してしまったので学校を辞めて世話と内職とに明け暮れるようになります。

勉強嫌いな定ちゃんは学校をサボってお栄ちゃんに会いに来たりします。

一緒に路を歩けばキレイな娘さんに成長した定は、町の男衆にちやほやと声をかけられます。

学校に行きたくても行けない、年頃になっても十人並を地で行く栄子にとって定は仲の良い幼なじみという枠からはみ出して劣等感を刺激しまくる存在になって行きます。

お栄ちゃんも根が真面目でイイコなので、それでも定ちゃんを疎ましく思うほどではなかったようなのですが、ここで決定的な出来事が起こります。

ある日、定は村井高(むらいたかし)という男をあたしの”好い人”だと連れてきて栄子に会わせます。

町の粗野な男衆と違って品がいいK大生の高に、ウブな栄子は一緒にお茶をしているだけでもドギマギしてしまいます。

そんな栄子の気持ちを知る由もない定は、一度なら高とのデートを許すとおふざけを言うのですが、たまらなくなった栄子は過剰に反応してしまいその場を逃げるように立ち去ります。

そんなことがあって栄子は定と会っていなかったのですが、母親からの言いつけで急ぎのおつかいに向かう途中、定と高の姿を見つけます。

どうやらそこは高の家の前のようで、親が留守だからとイチャイチャしながら入って行く様子。

あたしったらバカ 分不相応なヤキモチを・・・

一度会ったきりの高に恋をしていたわけではないのでしょうが、この頃には定の何もかもが羨ましくなっていたのかも知れません。

しかし二人が家に入ったあと、数人の学生風情の男が続いて行くところを栄子は見かけます。

オイ静かに入れよ

今度のも上玉か?

ヤツの引っかけは名人級だからな

聞こえてくる男たちの言葉に思う所のある栄子でしたがそのまま踵を返します。

・・・大丈夫だよね定ちゃん

ちょっとぐらい コワイ目に遭ったって

しょうがないよね定ちゃん・・・

それからそれから

聡明な読者様はもう完全にピンときていると思いますが、高さんに騙されて定ちゃんは数人の男に襲われてしまいます

現代でさえこういった問題で女性が尊厳を犯されたと声をあげるのは難しいですが、大正の最後か昭和初期の頃ならなおさら。

定ちゃんは”傷モノ”というレッテルを張られ、やがて芸者、そこから枕芸者へと身を落として行きます。

この漫画の中で栄子は事件を起こす前の定と再会します。

その頃には子どもも居て母親になっていた栄子ですが、酒飲みの暴力亭主で介護が必要な義母にこき使われる日々。

定は枕芸者にまで身を落としたものの、結局は男に助けられ、その時は吉蔵という男と不倫ながらも愛を育んでいると言うのでした。

この時お栄ちゃんが会った男こそ、阿部定事件の被害者です。

お栄ちゃんはある意味世間一般の女性を象徴した登場人物で、お栄ちゃんの目線から阿部定という稀代の女性を見たときにどういった感情が呼び覚まされるかという部分に焦点が当てられています。

現在も影響力を持ち人々の関心を煽るこの事件を、幼なじみという一歩引いた場所から見ることによってより客観的に、それでもなお感情を刺激するひとつの物語として描かれています。

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こんな人におすすめ

もちろん漫画や映画化される主人公となるべき数奇な人生を送ったのは定なのですが、あえて栄子を主人公として据えることで読者や事件を知る女性の気持ちのひとつの形を代弁しているかのように感じました。

おまえは住人並だからまっとうに生きられると母親に言われていたお栄ちゃん。

30歳をむかえ子どもにも恵まれ、一見まっとうな家庭におさまってはいるがそこには愛される女のしあわせはありませんでした。

現代になるとこの頃よりもっと価値観が多様化していて、女だから結婚して子どもを産むのがしあわせなんて口に出して言っていたら何かしらのハラスメント扱いされるほど。

もちろん愛でもセックスでもいいし、子育てや家庭を守るしあわせもあるでしょうが仕事や趣味や自分自身を高めることに人生をかけるのもいいですよね。

個人的には少女漫画でそだったお花畑脳なので、奔放に愛に生きる定ちゃんを羨む栄子ちゃんの気持ちに共感しました。

有名なので知っているつもりの事件でしたが、この漫画をきっかけにちょっと調べてみると漫画に描かれていないことも興味深くて刺激的でした。

定さんって釈放された後、じぶんがあの阿部定だということを隠して結婚してたみたいな話も出てきました。

どこまで本当か真偽のほどはわかりませんが、この漫画を読んで愛に生きる定さんという登場人物を痛いほど感じていたのでそれが真実でも不思議はないなと思わせられました。

もちろん犯罪だし、美化して崇め奉ることは違うでしょう。

男性側からすればこわいだけなのかも知れません。

それでもそこまでするほど愛してみたいといつまでも女性に憧れられる存在に彼女はなったのかも知れませんね。

なんかさいごになってお風呂屋さんではしゃいでいた少女時代の二人の姿がいちばんしあわせそうだったかもとも思うと、ちょっと寂しいような悲しいような気分です。

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